拭き上げ

拭き上げに力は要らない。置いて、引くだけの拭き方

洗車の拭き上げは力仕事ではありません。1500GSM・10mmロングパイルの構造と、タオルの重さだけで水滴を取る手順を、順を追って解説します。

拭き上げは、洗車の中でいちばん力を使う工程だと思われがちです。押さえて、こすって、何往復もして。でも実際は逆で、きちんと吸うタオルを使えば、力はほとんど要りません。今日は「置いて、引くだけ」の拭き方の話です。

なぜ力が要らないのか

SKIPS Pro Gen2は、10mmのロングパイルを両面に高密度で織り込んだ1500GSMの生地です。ねじって束ねたツイストパイルの毛足が、触れた面から水を引き上げて、毛足の中に抱え込みます。

水を「拭き取る」のではなく、毛足が「吸い上げる」。だから押しつけて水を追い出す必要がなく、タオルが触れてさえいれば水滴は消えていきます。力を入れても吸水は速くなりません。

水滴が残ったボンネット

手順は3つだけ

やることは3つです。

まず、水分が残っているうちに始めること。拭き上げは洗車の続きです。時間を置くと水滴が乾きはじめて、跡になりやすくなります。

次に、タオルを面に置くこと。広げて置いたら、押さえずにそのまま。

最後に、タオルの重さだけで手前に引くこと。往復はさせません。一方向に引き切って、次の面へ移ります。触れたところから水滴が消えていれば、それで足りている証拠です。

タオルを置いたところ

こすらないことが、塗装のためになる

洗車で塗装に負担がかかるのは、乾いた状態で強くこすってしまうときです。だから「乾いたところをこすらない」がいちばん大事なルールになります。水分が残っているうちに、重さだけで引く。これが塗装にいちばんやさしくて、結果的にいちばん速い方法です。

もし乾いてしまった水玉に気づいたら、私はこすらずに一度濡らしてから拭き直しています。順番は以前書いたとおり、ルーフから下へ。上から進めれば、あとから垂れてくる水にも先回りできます。

大判1枚で、持ち替えずに

サイズは55×80cmの大判です。ボンネットのような広い面も、タオルを持ち替えずに拭き切れます。フチの縫い目もタグもない仕様なので、端まで同じパイルが続きます。柔らかな生地で、コーティング車にも使いやすいタオルです。

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